本質的にシックで少し大胆なジバンシィ・ウーマンは、ウールのイブニングストールに淡いピンクのコットンフレアパンツを合わせたり、取り外し可能なラップ効果を持たせた優雅なドレープを施したタキシードスーツで、エフォートレスかつノンシャランな着こなしを提案します。ボリューム、テクスチャー、カラーは、60年代後半から70年代前半にかけての創業者クチュリエの作品へのオマージュ。チータープリントは、シアリングのラップコートや、サファリ・アンサンブルのアクセントとして登場し、構築的なスリーブのファネルネックコートは、クチュールシェイプが光沢のあるブラックレザーに取り入れられています。背中にカッタウェイを施しジェットビーズをあしらったイブニングドレスは、テクニカルなデュシェスサテンでジバンシィのシグネチャーシルエットを再考し、白い羽のポンポンは、アーカイブからインスピレーションを得たイブニングドレスに触感的な魅力を与えます。ハンマーゴールド仕上げのボタン、リボン、刺繍、シアリングのトリミングが、柔らかなショルダーとリラックスした構造のステートメント・ピースに、クチュー的なアティテュードを与えています。

メンズウェアでは、ユベール・ド・ジバンシィの貴族的なパブリックイメージと、彼の親しい友人たちがよく知る、より華やかで表現力豊かな一面が絡み合っています。タキシードジャケットやカマーバンドに代表されるフォーマルな服装は、パンク風のさびや、紫のフラッシュを取り入れています。ミリタリーからの影響は、普遍的な魅力と狡猾なユーモアを備えた音楽やアートに頷けます。2024年1月のランウェイで初めて披露された70年代のキャットプリントは、シュールレアリスティックなエメラルドトーンの目が散りばめられたカモフラージュ柄としてジャケットに、あるいはブルーのリボンの装飾としてセーターに再登場。同様に、ランウェイでスカーフとしてデビューした三つ編みの“ヘアプリント”は、シャツやスウェットシャツに見られます。クラシックなダッフルコートはテディ生地で作られ、カーディガンはカシミア織、デニムジャケットはスエード素材、シアリングには3Dのモノグラムが刻まれています。高級感のあるベルベットのトラックスーツに見られるスーチングスタイルは、まるでラグジュアリーなパジャマのように、街中でも着用できる自信と気軽さを兼ね備えた着こなしを実現します。

シアリングやカーフヘアにプリントされた今シーズンのチーターモチーフは、バッグからシューズ、小物、襟のディテールに至るまで、力強いグラフィックのストーリーで表現されています。今シーズンの『ヴォワイユー』は、パテント、スエード、豪華なシアリングなど、さまざまな素材とテクスチャーで展開。新しいクロスボディバッグ『パンプキン』は、パテント、クラックドレザー、シアリングといったカジュアルな素材に加え、チェーンストラップ、ファートリム、ビーズをあしらったミニサイズとしても登場します。

新しい『アンティゴナ トイ ロック』はフェミニンなテクスチャーで登場し、アンティゴナ ファミリーを引き立てます。 なめらかなレザーを使用した『アンティゴナ キューブ ナノ』は遊び心のある『4Gリキッド』のチャームが付いてアップデート。 チェーンストラップ付きの新しい『4Gリキッド』オーバーサイズクラッチは、大胆でエレガントな夜の時間を演出します。

チーターモチーフはウィメンズのフットウェアにも登場し、カーフヘアの『シャークロック』ニーハイスティレットブーツ、エレガントで反抗心のある『ヴォイユー』スティレットブーツ、シックで快適な履き心地の『4Gリキッド』バレリーナフラットシューズにあしらわれています。今シーズン、ブラックのブラッシュドレザーに宝石のようなゴールドのチェーンストラップをあしらった『4Gリキッド』ヒールサンダルがデビューします。

ジバンシィのジュエリーコレクションは拡大を続けており、シルバートーンやストラスの『4Gリキッド』クリスタル・フリンジをはじめ、メゾンのシグネチャーであるパールやクリスタルが、シルバーやゴールドトーンのネックレス、ブレスレット、フープピアスやドロップピアスなど、スタイリッシュなモチーフとミックスされています。メンズでは、よりクラシックなカフスボタン、タグネックレス、リング、クリスタルで装飾されたIDネックレスとリング、”モノグラム 72 “のシルバー ネックレスやエンボス加工のシグネットリングなどが加わりました。